珍客見参!!

? お昼ごはんをスタッフと食べに行こうと、

商店街に向かう途中、 広尾駅の改札のあたりで、

甲高い鳥の鳴き声が、 はっきりと聞こえてきた。

これは、かなり近くにいるなと、

改札の目の前の木の上を眺めて探しても、

声はするけど、姿は見えない。

と、目線を下にしてみれば、目の前の枝に、

流し目のこいつがいるではないか! ちかっ!!

 

これじゃ近すぎて気付かないですよ。 これは親鳥とはぐれたな。と思い、

指を差し伸べると、ぴょこんと飛び乗り、 こっちをみつめて、ピーピーと鳴く。

 

巣から落ちたのかのかもしれない。

でも巣なんて見当たりそうにもなく、

もしかして改札口で誰かと待ち合わせ??

親鳥もいなそうなので とりあえず、

クリニックに戻り 腹がへっているようで、

くちをぱくぱくさせるので、 ご飯粒をあげてみれば、

うれしそうに飲み込んでいく。

そしておなかがいっぱいになると、眠る。

これを15分おきに繰り返す。 親鳥は大変ですわ。

?

 

(少し笑ってます。)

このまま飼ってもいいのだが、

それでこの子が幸せではないだろうから、

動物病院に問い合わせてみたら、 とりあえず連れてこいとのこと。

先生曰く、 怪我もしていないので、

拾った場所から近いところで、

人気のいないところに 置いてあげてくださいと指示を頂き、

有栖川公園の木の上に置いてきました。

 

 

(先生には、逃げずにおとなしくして

いることには不思議だと言われ、

猫を連れてきていたおばちゃんは 終始、

飼われている鳥だと思い込んでいました。)

仲良くできたみたいです。

 

短い時間だったけれど、楽しい時間をありがとう。

 

数時間後、置いてきた木の上にはあの子の姿はなく、 無事に自然に帰ったみたいです。

 

もしかしたら、 夏の始まりを告げに来てくれたのかも知れません。