院長挨拶

略歴

毛利 啓銘

院長 毛利 啓銘
経歴/所属学会 ■東京歯科大学卒業
https://www.tdc.ac.jp/

■日本口腔インプラント学会所属
https://www.shika-implant.org/

■ドイツ Ankylos Implant認定医
https://www.dentsplysirona.com/ja-jp/explore/implantology/ankylos.html

■ドイツ XiVE Implant認定医
https://www.dentsplysirona.com/ja-jp/explore/implantology/xive.html

また、歯科治療に関してより深く知って頂き、根本から治療することの重要性をブログと症例写真にて発信しております。
こちらも併せてご覧いただけますと幸いです。

ご挨拶

モウリデンタルクリニックのWEBサイトにお越し頂き、ありがとうございます。院長の毛利 啓銘です。1999年から東京で勤務医として仕事を続けていくなかで様々な出会いがあり、知人、友人の方々からいろいろ歯科相談の依頼を各方面で受けるようになりました。

特に、歯の問題で深刻に悩まれている方々の相談や治療を多く手掛けているうちに、より根本的、合理的な歯科医療を実現するために2005年にこのクリニックを広尾にオープン致しました。

一般の患者さんにとって歯科医療は不明瞭な点が多くあり、各地域や各歯科医師によって歯科医療に対する考え方が異なる現実があります。

近年、情報媒体の普及より、歯科医療に関する情報も多く見受けられるようになりましたが、歯科医学の本質に基づく情報はまだまだ少ないのが現状です。また、きちんと伝えようとすればするほど、難しくなってしまい、一般の方には理解し難い場合も少なくありません。

できるだけ多くの方々が、歯の健康に関する情報を正しく持っていただくことで、これまでの歯科医療がもたらした負の部分を払拭できると考えております。

初めての方には、WEBサイトを通じて、当院がどんな治療理念や方針で治療をしているのかを知って欲しいと思います。また、既にご来院頂いている皆様には情報共有の場になればなにより幸いです。

~モウリデンタルクリニックのコンセプト~

モウリデンタルクリニックは患者様の数十年後の健康を見据えた、総合的で一貫性のある歯科医療を提供するクリニックです。
特徴として、医学、科学に基づくだけでなく、患者本位に沿った総合的歯科医療を提案、実践します。これは予知性を持った、合理的かつリスクの低い歯科医療です。

患者様には、問題の原因、歯科医療の本質について分かりやすく説明し、各予防法、各治療法について適切に選択して頂く事を大切にしています。

また、虫歯や病気になってからの治療だけでなく、病気にならない為の予防計画を立て、健康をプロモート(促進)し、QOL(クォリティ・オブ・ライフ=生活の質)の向上を目指します。
各予防法、各治療法についてわかりやすく説明し、安全かつ科学的根拠に基づいた歯科医療を実践します。

歯科医療を通じて、「あなた」とより良いパートナーシップを築き上げていきたいと考えております。

左図、EBM evidence of medicineについての図説。
歯科治療においては
医学的根拠
各患者さんごとの状況
価値観

その3つが噛み合ってなければ良い治療を行うことはできないという考えです。
当院においても、患者さんの環境や価値観にあったベストな治療法を模索し、安全かつ合理的な治療を行っていきます。

~日本の歯科診療の実際~

さて、日本の歯科治療についてのお話に移っていきたいと思います。日本人のほとんどは、歯の健康について学ぶ機会がほとんどありません。また、せっかく学んでも日常の生活に反映されるまでにはいかないことが多く、歯を取り巻く疾患は後を絶ちません。

先進国の中でも、日本人の平均的な口腔内状況は欧米に比べて劣悪です。正しい歯磨きができる人や、口の中の健康を大切に考えている人はまだまだ少ないのが現状であり、治療を受けなければならない人が実際に治療を受けている割合は、2~3割という統計があります。つまり、7~8割の人が口の中の問題を放置している状態に等しいと言えるでしょう。日常生活の中に、歯科医院という存在をどのように利用するかによって、明暗が分かれるといっても過言ではありません。

~歯医者は歯が悪くなってから行くところか~

多くの人たちが勘違いしているところは、歯科医院は痛くなってから行くものだと考えているということです。風邪をひいたら、内科にいって診察してもらい薬を処方してもらうのですが、これが歯科医院となると話は別です。痛みが出るほどの虫歯になって治療を受ければ、さらに痛い思いをしたり、治療のために多くを犠牲にすることになるでしょう。

同じ医療機関だからかもしれませんが、内科のように、病気になってから歯科医院に行けば良いという感覚を持っている人はとても多いと思います。

基本的に歯科医院は治療を受けるところではなく、予防処置や、口腔の健康管理を行うところだと考えるほうが賢明です。このように考えることで、無駄な歯科治療を避け、生涯安心して自分の歯でいられる確 率が高くなります。 しかし、日本における歯科治療の哀しい歴史が示すように、これまでの歯科医療は治療を中心にするものばかりで、虫歯を削り、口の中に詰め物や被せものをたくさん入れてきました。

歯科治療のほとんどは、過去に治療した歯のやり直しばかりです。歯科医師が不足していた時代には、一人一人に合わせた治療や、将来性を考慮した治療を行うことはあまりにも非現実的で不可能でした。しかし、その歴史は30年以上続いたため、歯科医師の数が増えた今でも、これまでの古い考え方を持っている歯科医師は少なくありません。

~歯医者さんにも違いはある~

一日に多くの患者さんを診察しなければならない歯科医院と、治療の質を上げるために患者さんの数を制限して診察する歯科医院では、基本的な治療方針が異なります。
前者は応急処置を主体に診療を行い、後者は根本処置を主体に診療を行います。それぞれの需要に合わせているのですから、優劣をつけることはできませんが、まずは、自分自身にとってどちらが必要か?というところから考えて下さい。

~話し合いが大切です~

歯科医院を選ぶ時、多くの人は自宅や職場から近いからという理由で選びます。しかし、そこにもう一つ考慮するべきことは、その歯科医院のスタイルが、自分の求めている治療や考え方であるか?ということです。例えば、歯を抜くことに抵抗を感じない歯科医師とできるだけ歯を抜かない歯科医師では、 治療理念が全く異なってしまいます。

お互いの治療方針や予防に対する考え方が合わなければ、良い結果は得られません。自分に合った歯科医師を選ぶためにも、担当歯科医師の考え方を知るためにも、治療を始める前に担当の歯科医師とよく話合うことを勧めます。

当院では治療について「患者さまと話し合う事」を最も重要視しております。
このサイトをご覧になった上でご縁が生まれたなら嬉しい限りですし、もしそうでなくても歯科についての知識や考え方を学んで頂けたなら幸いに存じます。