未来志向

10年後の自分が、今の自分の仕事をみたら、 なんて言うだろうか?
今の僕が10年前の自分に会ったららきっとこう言うだろう。
「もっとまじめにやれよ」 今から10年前の自分は、自分なりにまじめだった。
はずである。 いや、どうだろう?
そのときなりにはかな? でも今振り返れば、もっとできたと反省もできる。
今、10年後の自分がそばにいたら、 僕の仕事ぶりをみてなんていうだろうか?
ここ最近は治療中にそれを意識するようになった。
いろいろと自分の足りないところに気づいてしまう。
すぐに直るものもあれば、直せないものもある。
しゃべり方、手の動かし方、患者への説明内容、
スタッフへの配慮。仕事に対する取り組み方など、 挙げたらきりがない。
きりがないけど何とかしなければならない。
そこで最近は、気づいたことを記録することにした。
これはもっと早くやるべきだったと反省した。
記憶の残り方がまるで違う。 改革、改善の進むべき方向まで、以前より見渡せるようになった。
自分はわかっているようでわかっていないことにも気づいた。
何より良かったことは、 仕事が蓄積されていく感覚があるということ。
今日自分が何を積み重ねたのかをつかめるようになったおかげで、
以前より自然と仕事を愛せるようになった。 つまり以前より仕事が楽しい。
なんでもいい。気づいたことは記録する。玉石混在でもかまわない。
整理しなくても大丈夫。 捉え方はその時々で変わるから。
整理したくなったらすればいい。
そして自分が、同じところをぐるぐる回っていないかどうか、
それを確認するだけでも記録は大きな助けになるのだ。
この記録を10年後の自分に向けている。
10年後の自分に向けたメッセージを送ることで、
今を大切にできるような気がしませんか?
そして僕は今日も、10年後の自分に怒られる自信がある。
そして10年後の今日に、記録を読んで怒らない自分がいることを願うばかりだ。
日々を大切に。