小さな舞台
3年かけて治療した症例がやっと終わった。
そこから感じたこと、学んだこと、たくさんある。
いろいろなことを確かめながら、
いろいろなことを学びながら、 今日やっと完成した。
最初の頃、患者さんは歯科医療に不信感をつのらせていた。
何を言っても、なかなか信じてもらえなかった。
最初の半年間は説明と、体感向上の為の治療に徹した。
全ての治療に3年かかることも伝えた。
この3年間、まるで作品を創るような気持ちで取り組ませて頂いた。
元気に笑って帰る顔が、何よりも嬉しい。
さて、 これからが本番だ。
3年かけて創り上げた口腔内環境を、
これから先何十年も守らなければならないのだ。
僕が創ったものは、小さな舞台に過ぎない。
そこに立つのは、患者さん本人なのである。