• プレマタニティー外来の開設にあたり

プレマタニティー外来の開設にあたり

? http://www.mouri-dental.com/pre-maternity.html

 

一生涯を健康に過ごすことは、

誰もが願う事である。

しかし、

一生涯を健康に過ごすために何をしていますか?

と問われれば、 半数以上の人は答えにつまるのではないだろうか?

 

歯やかみ合わせを良くすれば、何もかもが良くなるわけではない。

歯科医師がやってはいけないこと、

自らの小さな知識の中で、 理(ことわり)を創り上げてしまうことである。

 

見解を事実のように語る。

それだけは避けなければならない。

本当の事は誰もわからない。

事実と見解は、似て非なるものだから。

 

事実と見解は分けて説明するべきである。

健康でなくても妊娠できる人がいる(事実)

健康であっても妊娠できない人がいる(事実)

健康だから妊娠できる人がいる(事実)

健康ではないから妊娠できない人がいる(事実)

これらは全て事実である。

人生の中で、

自らの健康の大切さに気付く時期は限られている。

気づいた時に、選択肢は多いほうが望ましい。

 

そしてまた、 全ての事実を観測し、

理解することは不可能である。

妊娠するためには健康が大切である(見解)

出産を無事に行うためには健康が大切である(見解)

健康でいるためには口の中がきれいであることが望ましい、あるいは不可欠である(見解)

健康でいるためには噛み合わせが適切であることが望ましい、あるいは不可欠である(見解)

 

これらは全て知識と経験に基づく僕の見解である。

?口の中の事実を知った上で、

もし、あなたが同じ見解を持つのであれば、

どうか今一度、口の中の健康について考えて欲しい。

正しく考えるためには公平な情報が必要だ。

事実をお伝えしたいと思う。

見解は自由でいい。

その後の治療を行うも行わないもあなたの自由である。

?15年間、ほぼ毎日のように歯科診療を行ってきたが、

少なくとも僕が診療した数千人以上の患者さんの殆どは、

自らの口の中の状態や、

将来の危険性について、

知る機会があまりない人たちばかりであった。

 

?経験からいわせてもらえば、

患者さんが知っていることは、

そこにある痛みと不安であり、

患者さんの知りたいことは 痛みの有無や、

費用、 治療期間ばかりである。

知るべきことより、

知りたいことが重要視される。

厳密に言えば、

歯科医師も患者も、

まだ本当のことを知らないに等しい。

未来にはいろいろなことが明らかになるだろう。

けれど人生は短い。 全てを明らかにする時間はない(事実)

 

また一つ明らかになった事実がある。

そこには見解も混じっているかもしれない。

http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2810941/7463640

なんにせよ、

健康への確率を上げること、

これが僕らにできる精一杯の努力かもしれない。

そこに可能性があるかぎり。