• フィールピースプロジェクト(未来開拓)

フィールピースプロジェクト(未来開拓)

 

 

 

 

 

 

 

今から一年前、 ネクストグループの井上高志社長と会食をする機会があった。

実はこの会社に勤めている妹のおかげでこの会食が実現となった。

僕は時々、哲学的な話を妹にする傾向があり、

その話を妹が井上社長に伝えたところ、

兄貴に会ってみたいということになったそうだ。

僕は日本を良くする話をしましょうと妹に伝言をお願いした。

伝えたときに井上社長が快諾して下さったことから、

会食に至ったのである。

ただの歯科医師が、企業の最高責任者と話をするなんて、 なかなかあるものではない。

 

もちろん、 緊張度1000パーセントで会食に臨んだのは言うまでもない。

井上社長は、若輩者の僕に対して、 何かと区別することなく接してくれた。

偉ぶるどころか、 僕の話をメモする場面すらあったのである。

真の成功者とは、どんな場面でも紳士で謙虚なのだ。

ビジネスに対する様々な考え方、

起業されてからのこれまでの経緯、

社会に対する深い洞察と想いについて、

出し惜しむことなく教えて下さり、

僕は深い感動を覚え、

利他の心についての話のおかげで 自分の生き方を大きく変えることになった。

対談は5時間にも及び、

まるで、大好きなロックスターに 出会えたような衝撃を受けた。

もう、しばらくは井上社長のことが頭から離れなかった。

彼はリクルートに5年間在籍した後、

資本金70万円と横浜の小さな マンションの一室で起業した。

その後、 強い信念と理念で現在のネクストグループを築き上げた。

ま、成功話はここでは割愛させていただくとして、

井上社長のすごいところは、この5時間の対談で、

儲け話を一切しなかった。 話の内容のほとんどは、

世界平和のために今行っていること、これから行うこと。

日本の社会がどうすればより良くなるか?

ITでどんなことが実現できるか? などなど、改善、改革についての話ばかり。

 

まるで世界平和会議室の中いるような気分になったことを 今でもはっきり覚えている。

起業そのものが社会を良くしようとする 純粋な心から始まり、 今もその理念にぶれはない。

それが、ネクストグループの総帥なのだ。 信じられないと思うが、

もう一生働かなくてもいい地位と財を得ているにもかかわらず、

井上社長はまるで純粋な労働者のように、ひたすらに世の中を 良くしようとしている。

自分のことより、他の人を大切にする気持ちが、 会話の端々にちりばめられていた。

その時、井上社長が、

ベナンという国の自立のために、お手伝いをしていることを 話してくれた。

ベナン国の人々が、自らの手で生活する構想を聞いたとき、

その眼に一点の曇りもないことを今でもはっきり覚えている。

ゾマホンさんと井上社長の出会いも ごく自然な流れであり,

井上社長だからこそ、ここまでできたのだと思う。

そういう見えない力が働くことで、自然はちゃんと 人を選んでいるのだと、

思い知らされる。 当時の僕には、自分のことで頭がいっぱいで、

井上社長の世界平和の構想についてはよく理解できなかった。

理解できないけれど、とても大切なことだということは感じられた。

あれから一年間、僕なりにいろいろと学ばせて頂き、

ようやく他人や他国を大切にする利他の心について 理解できるようになった。

「フィールピースプロジェクト」 http://www.feelpeace.jp/

これは、ベナンという国だけを支援するプロジェクトではない。

先進国日本が、世界の発展途上国に対して、

魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えるという プロジェクトの一環なのだ。

ここで培われたノウハウは、

ベナン共和国のみならず、 他の国々の発展のために用いられるだろう。

先進国である我々が、

自分のために他人を大切にすることを 学ぶことで、

将来、世界の国々は よりよい相互関係を築くことになるだろう。

このプロジェクトは、 そのための大きな一歩となる。

先日、それがようやくカタチになり、

第一弾として、スキンピースが完成した。

http://www.skinpeace.jp/ 早速、サンプルが送られてきたので、

使用してみた。実にいいクリームであった。 お試しあれ!!

このクリームにはいろいろな人達の想い、

熱意がいっぱい詰まっているように感じた。

良きものづくりと良き人づくり この2つは表裏一体である。

過去の歴史から学び、 未来に希望と仮説をたてて、

慎重に、時には大胆に検証を行い、 良きものを残していく。

人の一生は短い 人類の一員として 世界に叫ぶ時代がそこまで来ている。

実はこの数日後、道でばったり昔の知り合いに出会った。

彼は、久しぶりに会ったにもかかわらず、

終始、 いい儲け話があると言って、胡散臭い案件いついて 話していた。

また、別の知り合いも、会うたびに 何かと儲け話ばかりしていたことを思い出した。

この二人の共通点は、終始、お金の話ばかりであるということ。

そして経済的には、、、、、、 ご想像の通りである。

ここで僕は考えた。 お金がないから儲け話をするのか?

それともくだらない儲け話ばかりを するからお金がないのか?

(井上社長の話は、決して経済的に余裕があるから という雰囲気ではなかった。

そういうことは抜きにして、 純粋に、素直に、未来を語っていた。)

(かの有名なアンドリューカーネギーは、

自分の給料の一定額を、金持ちになる以前から 常に寄付に使っていたという。)

僕もどちらかといえば儲け話は好きだ。

でも胡散臭くて お金のことしか考えない儲け話は 大嫌いだ。

儲けることが悪いなんて全然思わない。

むしろ、どんどん儲けるべきだ。

ただし、何のために儲けるのか? ここが重要である。

社会の役に立ち、その報酬として儲ける。

儲けたお金を再び事業に投資し、

次なる布石のために使う。

実にシンプルである 社会が豊かになることで、

自らの生活も良くなるということだ。

自分の生活だけが良くなることで 社会が良くなることは? たぶん、ない。

一人の人間の個人的な思想から生まれた企業も、

そのままでは費えてしまう。

社会が認知し、必要とされる体質になることで、

事業の継続性が保たれるのだ。

ゆえに、企業は儲けなければならない。

そしてそれを社会に上手に還元していかなければならない。

先進国と発展途上国の経済格差は、

先進国の人々の贅沢な暮らしを支えている。

毎日3食、雨風をしのげる家、

自家用車の全てを満たしている 人達は、

地球上の全人口の5パーセント以下だといわれる。

不景気といわれるこの日本でさえ、

途上国の人達から見れば 天国、

あるいはそれ以上である。

日本に生まれて本当によかった。

世界の基準からみればそう思わざるを得ない。

そして、その豊かな社会を支えているのが、

僕らよりも貧しい国々だとしたら 我々は何をするべきか?

政治的、人種的な話は抜きにして、

日本よりはるかに安い賃金で働いてくれる中国人のおかげで、

ユニクロがあるのだということを忘れてはいけない。

彼らが僕らと同じ生活水準を要求したら、

同じ人間としてそれを却下できるであろうか?

もちろん、

今、日本経済は危機にさらされている。

世界をとりまく経済状況は、日々予断を許さない。

だからこそ、先進国がするべきことは、

新しい価値観と方法の提案ではないだろうか? さらに考えれば、

先進国とか、後進国とか、 そんなレベルの話ではなく、

同じ人類としての目線で何を考え、

何をするのか? 誰もが世界のより良い相互関係を理解するところから、

世界平和の姿が見えるような気がしてならない。