
近年メディア等でも話題になっている歯周病ですが、その原因は多岐に渡り複雑なものです。
原因をしっかりと見極め、根本的、総合的な治療を行うことが大切になります。
歯周病とは
歯周病とは、歯槽膿漏とも呼ばれいる歯茎や歯槽骨が破壊される疾患です。 自覚症状も様々で、よく言われる歯肉の腫れや出血はもちろん唾液がねばついたり口臭となって現れ、最終的には歯が抜けおちてしまします。
また近年では心筋梗塞や脳梗塞などとの関係性が指摘され、口腔内の問題ではなく、進行は遅いものの放置すると大変危険な病であることが明らかになってきています。
歯周病治療の予防方法
歯周病のほとんどが予防可能です。
歯周病の原因のほとんどはは、次のどちらかの理由によるものです。
1.取り残した汚れがいつまでもついたまま
2.歯に強すぎる力がかかっている
歯周病深刻化してから対処するのではなく、早めの予防と処置を行いましょう。 歯周病に関して陥りがちな失敗を記載しておきますのでご覧下さい。
●せっかくきれいにしても、数日過ぎれば元通り
歯科医院でクリーニングすれば、しばらく安心だと勘違いしてしまう人がいます。
歯磨きを上達させる過程で、取り残した汚れを落としてもらうのなら有効ですが、せっかくクリーニングをしても、歯磨きがうまくできていないままならあまり意味がありません。
毎日歯科医院でクリーニングするなら別ですが・・・
●薬だけでは治せません
歯周病菌に効く薬があります。 しかしこれは、あくまでも一時的な対応に限られるもので、薬があるから大丈夫ということではありません。 歯磨きは面倒かもしれませんが、今の歯科医療で歯磨きに勝る対処法はありません。 うがい薬や内服薬等で簡単に治療できるなどの話には注意してください。 急がば回れなのです。
●感覚で判断は禁物
歯周病は、その本性を現すまでとても時間がかかります。 痛みや不快感で病気の有無を判断すると、発見が遅れてしまいます。本人が痛みや不快感で自覚する頃には、歯周病はすでに最終段階に入っていることもあります。(つまり手遅れ)
歯周病で歯を失うまでには、数年~数十年かかるものですから、失う直前に治療をしても成功が約束されるものではありません。一生自分の歯を使いたいのであれば、必ず定期的な歯周病検診を受けてください。
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